資源を守る空き家バンク制度
こんにちは!甲府リバーサイドタウンです。
年末の、特に週末はどこもいつもより混雑していて年の瀬だなぁと実感します。
事務所から見えるアピタ田富店さんの駐車場も、見渡す限り車でいっぱいでした。
一方で、連日交通事故のニュースが流れているのを見ると
ばたばたしがちなこの時期こそ、落ち着いて生活しようと改めて思います!
今山梨で問題になっている、「空き家」についてご紹介します。
2013年の調査で、県内に存在する住宅のうち、空き家となっている建物が占める割合、「空き家率」が山梨は全国ワースト1位だったことはご存じですか?
大きな話題になったので、耳にしたことがある方も多いかと思います。
山梨には別荘地(2次的住宅)も多いので関係があるように見えますが、実際は別荘を除いてもワースト1位だそうです。
空き家率は平成25年の段階で、総住宅数約6062万戸に対し、空き家数は約820万件でした。(13%)
この数字はどちらも年々増加していくため、このまま推移すると平成45年にはなんと30%、3件に1件が空き家になってしまうそうです。
管理を放棄された空き家が増えると、老朽化による倒壊や火災、治安や景観の悪化につながります。
そこで、『空き家バンク』という制度が開始されました!
空き家バンクとは、各市町村が地域にある空き家を資源と考え、物件情報を市町村ホームページで公開し、広く居住者を募集する制度です。
空き家の所有者としては、使用していない物件を貸し出して家賃収入を得られる、物件を財産として活用できる点などがメリットで、
入居希望者側のメリットは、アパート並みの家賃で戸建物件が借りられたり、新規分譲地がなかなか販売されないような地域の物件に出会える点だと思います。
メリットがたくさんのこの制度の今後の課題としては、空き家所有者に声掛けを行っているにも関わらず、登録物件が増えないということです。
物件に関するお問い合わせは比較的あるので、入居希望者からの需要はあるのだと感じます。
何年も使っていないし今後も使う予定はない建物をお持ちの方はぜひ、お持ちの大切な財産を有効活用していただければと思います。