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2019.1.17 / 建築現場レポート /

家の性能を知る手がかり

建物内部も徐々に形ができてきました。

 

外壁になる部分の柱です。窓枠の位置もわかるようになりました。

 

写真の、柱と柱の間にクロスするように入っている部材は「筋かい」といい、耐震上非常に重要な部分です。

縦方向の柱だけでは、水平力の力を受けたときに平行四辺形のように変形してしまいます。

 

でも全部の柱の間にこの筋かいを入れれば最強というわけではなくて、

建物ごとの間取りや使用する構造材などから計算し、建物に強い力が掛かった時に

その力をうまく逃がせるように配置する必要があるのです。

 

基礎だったときの建築レポートにも登場した「ホールダウン」という金具が

柱にしっかり固定されているのも確認できました!

 

火打梁も確認できます。

火打梁は直交する梁に斜めに入れて地震などの水平の力による変形を防ぐ役割があります。

 

今はむき出しの状態の柱ですが、外気に接する部分の壁(外壁の裏側)にこの「グラスウール」という断熱材を入れていきます。

 

上の写真のグラスウールのパッケージ、よーく見ると製品の性能を示す表示がされています。(枠の中)

 

 F☆☆☆☆ 
ホルムアルデヒド(建材から発生する化学物質で、シックハウス症候群の原因ともいわれる)の発散量対策を☆で表す表示で、JIS認定を受けている。
 ☆が多いほど対策が取られている建材で、☆4つが最高の”等級3”です。

 

 EIマーク(家のマーク) 
一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会において、優良断熱材(Excellent Insulation)の認定がされているマーク。認定を受けるには、
 ・一定基準を満たす性能
 ・JIS認定工場あるいはISO9001登録工場にて適切な品質管理のもとに維持されていること
 ・健康安全性や環境への配慮がされていること
 が条件となっています。

 

 GWマーク 
硝子繊維協会推奨のグラスウール認定製品であることを示しています。

 

現場に何気なく置かれている建材もよく見るといろんなマークがついていたりしますが、

気にして調べてみるとその建材の性能へのこだわりがわかったりします。

 

使用している建材がいいものだと自然と建物の性能もいいものになりますので、

見づらい部分ですが建物の性能を知る手掛かりのひとつとして、ぜひ注目していただきたいなと思います!

 

 

 

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