意外な盲点! 立地の気を付けたいこと
こんにちは。
9月も半ば。
夏の猛暑は一つ落ち着き、少し危険な暑さも収まりつつあるのではないでしょうか。
毎年の猛暑に続き、この二年はマスクをつけながら日々を送らなければならないので、
大変な時期の中にあるでしょうね。
台風などの自然災害も年々脅威を増しているので、環境による心配事も増えています。
これは7月の連日大雨にて、店舗前が冠水した時の写真です。
店舗のドアは引き戸なので、風の吹付で雨が入ってくることはないのですが、風が強すぎて少し水が入ってきてしまいました。😓
三日のうち、一日は雷で停電したこともありました。さすがに焦りましたね~。
そんな中、新しい住まいを探すことは、考慮するべき点が増えて大変です。
ただ過ごしやすいだけではなく、こうした災害に強く、利便度が高く、土地の形が良く、安く、静かに過ごせる物件。
そうした最高な条件がそろった物件は、おそらく一生のうちにも出会えないかもしれません。
しかし、住宅を購入しようとするタイミングに、そんな完璧を求めていても、時間ばかりかかってしまいます。
住宅を欲するタイミングは、大きな変化を必要とする時期であることが多いです。
すなわち、瞬間的に動かなければその変化に遅れてしまい、購入欲の薄れた、本当に欲しい家ではなくなってしまうかもしれません。
家の購入は注文から始めれば、最も長い時間を要する買い物ですので、初期の熱量をずっと維持し続けるのは難しいものです。
普段の生活をしながら、お家のことを決めていくという作業は、本当に大変な作業です。
熱量が冷めてしまった状態でお家を決めるのは、その先何十年も住む家という空間を作るうえで、危険な行為とも言えます。
つまりお家決めというのは、時間勝負ということです。
であるならば、決めるための判断材料は多ければ多いほど、早く決めることができます。
先ほど言いましたように、完璧な立地条件はほとんどありませんが、逆に何としても避けてほしい条件はあります。
今回は避けてほしい条件をお伝えしようかと思います。
さて、これは土地・建物・賃貸物件すべてに言えることですが、
好条件の物件を見つけることはすごく簡単なんです。
なぜなら、皆さん生まれついて、その土地や地域で育ったうえで、ここが最も住みやすいだろうという感覚を持っているからです。
そして、そうした物件はほしい人がすぐに購入され、無くなってしまいます。
では、現実的にこうした物件以外で、自分の条件に合った内容の物件を探していくのですが、
ここで注目してほしいのが、避けてほしいポイントがあります。
そういったポイントは住み始めてから気が付く、という取り返しのつかないことにつながりかねませんので、是非参考にしてください。
1. 大きい商業施設の外周・パチンコ店などの外部に装飾が派手な施設の周辺
大型の商業施設やパチンコ店・遊興施設の周りは深夜であっても営業している場合が多いです。
そして、その周辺は治安がほかに比べて悪い傾向にあります。
夜中に騒音、光が漏れてきたりと閑静な空間とは離れた場所では、ストレスが溜まってしまうので、避けたほうがよいかと思います。
また、通行量が多い商業施設の周辺道路は振動やにおいを発生させる原因になります。
その物件を見る時は、昼に行く方がほとんどでしょうが、是非夜に物件を見てみてください。
2.周辺に住宅のない、街路灯などもない土地
都心に近い物件ですとこうしたケースは少ないですが、山梨のような広い土地が多々ある地域では、ポツンと一つだけある物件があります。
そうした土地でさらに極端に単価が安い場合、何等かの要因があるかもしれません。
例えば、旧工場跡地を更地にした物件は地中に構造物が埋まっていたりする可能性があります。
物件が相場より安いのは何かしら理由があります。
もし、該当する物件で検討する場合は、物件の前の状態を謄本等で調べてもらうことをお勧めします。
3.電波の受信状況の悪い土地
現代社会において、ネットを必要としない職種は存在しないように、生活とネットは切り離せない関係にあります。
ともすると、住み始めたあとネットが使えない、使うために様々な設備が必要な状態は避けたいですよね。
土地の見学をする場合、携帯電話の電波受信状況等を確認すること。
もしくは、各通信会社の電波供給マップ等を事前に調べておくとよいかと思います。
住宅街だからといってそうした環境が整っていると高をくくっていると、痛い目を見るかもしれません。
4.隣地から越境物がある土地
土地は孤立していません、ほとんどの場合周りに他の土地があり、建物や農作物があります。
隣地となる土地の環境は大切であり、周りがきちんと自分の敷地を守っているかどうか、というのは住み始めてから重要性に気付くことになるでしょう。
木の枝や屋根の先等が少しでも境界線をまたいでいる場合、それを放置していると、木は大きくなって敷地を覆ってしまったり、屋根は雨水を敷地に流してしまいます。
見学時少しでも越境がありそうであれば、担当者に聞いてみると良いでしょう。
これらを踏まえて、立地や周辺の環境、お子さんの学区、交通の便など加味し、ご自身で気に入られた土地を買う。
これが失敗しない土地の購入の仕方ではないかと思います。
たとえ少しでも気になること、気付いたことがあれば、その場で聞いてみてください。
その土地の良し悪しを理解して販売しているので、販売員は調べて、改善案を提案してくれます。
お家を建てる上で、何を最重要とするかは人それぞれです。
想定するお値段の中で、こうした条件を避けた物件選びをしてください。
それでは!