お探しの土地や魅力あふれる建売住宅などお気軽にご相談ください。

1つ前のページに戻る

2022.3.18 / お知らせ / スタッフブログ /

不要物件?相続が発生する前に

こんにちは。

 

3月に入り、気温がぐっと上がって春に近い気候になってきました。

町を見れば子供や学生がよく歩いているのが見て取れ、卒業や入学シーズンに入っていることがわかりますね。

自分の学生時代を少し思い返すように、懐かしい感覚と、少し年が重なったなと感じてしまうこの季節は、少しさびしさも感じてしまいます。

今の子たちは、自分たちと同じ状況での学生生活が送れていないのではないかと思うと、それも少し寂しい気持ちがあります。

でも彼らには彼らにしかない貴重な体験がこれから起きて、きっと違った生活が待っていると思うので、前を向いて頑張ってほしいですね。

 

さて、今回は相続についてのお話をしようかと思います。

少子高齢化の時代ですから、単純に考えると生まれてくる人より、亡くなる方のほうが多いわけです。

すると、今まで抱えていた資産は次の子供や親族へ受け継がれていくわけですが、不動産が最もその説明にぴったりといえるでしょう。

 

不動産は建物であれ、土地であれ所有者が死亡したとみなされた場合に、資産として相続が発生します。

不動産は所持している限り、減ったり増えたり、腐ったりすることは基本的にあり得ないので、一族で脈々と受け継がれてきた、わかりやすい資産として存在し続けます。

相続人としては、所有者であった親族が大切にされてきたものですので、そこに家を建てたり、畑や田んぼを継いだりすることになります。

自己の資産がふえるのですから、喜ばしいことのはずですね。

 

しかし、現代は先ほども言ったように少子高齢化社会も真っ只中。

受け継ぐはずの土地・建物を使用しない、できない方がどんどんと増えていっているのです。

一人当たりの持っていた資産が人口減少によってどんどんと大きくなり、次第にそれは集合していきます。

 

するとどうでしょう。

今住んでいる場所から県すら跨いだ土地、もう何年も管理していなくてとても人が住めない建物。

見たこともない山、畑、田んぼ。

これらを相続時に親族間で押し付け合いになる、といった事態になりかねません。

かといって、特に土地は基本「誰か」のものでなくてはなりませんので、相続しないということはできません。

いらないから捨てるといったことができないのが不動産の特徴です。

必ず誰かのものにしなくてはならず、税金もきちんと払わせられます。

 

こうして相続された不動産の末路は、悲惨にも放置されどんどんと状態も悪くなっていきます。

草が背よりも高くなり、虫が湧き、人が立ち入れないほど悪化していくのです。

 

そうしたことが起きないように。

生前での資産把握がなにより大切です。

そして使用しない不動産は売買できるものであれば、仲介でも買い取りでもいいので売却すること。

誰かの名義にならない限り、不動産は処分できませんので、

誰も使わない、

予定のないところがあるのであれば、不動産屋に査定だけでも依頼することをお勧めします。

 

また、山梨のような土地柄ですと、山を持っている方もいらっしゃいます。

が、山は境界があいまいで、持ち分がどこだかわからない方も多くいますので、うまく使用することは困難かと思います。

山の売買も行われていますが、宅地ほどの人気はなく、売却金額も坪一万円を切ることがほとんどですが、広大な敷地のおかげでどうしても金額が上がっていまうので、

売れにくいのが現状です。

 

山林や、原野の売買であれば山林・原野の専門処分業者で引き取ってくれる場合もあります。

逆にお金がかかってしまいますが、これからも子供や孫に使用しない資産をずっと取っておくことに比べると、そうした方法もありかな、と思いますね。

但し!原野や山林を高額で売買できると謡い、新たに土地を買わせる原野詐欺があります!

信用にたる業者かきちんと調べてから相談しましょう!

 

また、山奥にある民家物件であれば、所在市の空き家バンク事業に登録などすれば、買い手が見つかる可能性があります。

普通の不動産業者では、一般的な宅地、民家、事業用土地の扱いには慣れていますが、そうしたなかなか購買層が見つかりにくい物件は嫌煙されます。

仮に商品化したとしても、宅地を目当てで見に来た人が、山林や原野だらけの山奥物件に食いつくとは思えません。

 

空き家バンクは市の公共事業の一環ですから、値段設定や取引の不明点なども安心してサポートしてもらえるほか、取引が行えます。

なかなか手放せなくて困っている実家や、相続物件があるのであれば、そうした筋を頼ってみることもいいと思います。

 

山梨は空き家件数ワースト1位ですから、そうした対策の観点からも、似た物件が以前にあることもありますし、

一人で悩まず、まずは業者や行政に相談してみてはいかがでしょうか。

以外にも、簡単に手放す手筈がつくかもしれません。

 

今回はここまでで失礼します。

それではまた。

月別
年別